こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、「アルテミス計画」という人類が再び月へいく、その具体的な方法を解説していきます。
アルテミス計画とは
アルテミス計画とは、一言で言うと「有人月面探査」です。
2024年までに人類初の女性宇宙飛行士とアポロ計画で月に人類が降り立って以来の男性を月に着陸させ、革新的なテクノロジーを使用してこれまで以上に月面を探査することを目的としています。
そして、月とその周辺で得られた知見を活かし、次の大きな目標である火星に宇宙飛行士を送ることを目指しています。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
月へ行くその具体的な方法とは?
月へいく具体的な方法はNASAの公式HPで6つ紹介されています。1つずつ解説していきます。
NASAの公式YouTubeチャンネルからも説明されています。もちろん英語が、イメージ動画、音楽共に興奮するものでした!
参考資料
How We Are Going to the Moon - 4KWhile Apollo placed the first steps on the Moon, Artemis opens the door for humanity to sustainably work and live on ano...
① Exploration Ground System
図 Exploration Ground System(出典:NASA)
これは、地上からロケットを打ち上げるとき、それをサポートするために必要な地上の設備を作るということです。
NASAは、アルテミス計画を成功させるため、フロリダに位置するケネディ宇宙センターのすべての発射施設をアップグレードしているところの様です。
そして、月や火星を目指すロケットの打ち上げをサポートするのです。
② Space Launch System
図 Space Launch System(出典:NASA)
SLSとは、世界で最も強力なロケットになると言われていている開発中のものです。
この新しいロケットは、月とそれ以遠(火星など)に宇宙飛行士や食糧、実験機器などを送る予定です。
1968年から1972年のアポロ計画の間に、9つの有人月面探査計画のうち、6つのミッションで合計12人の月面着陸に成功しました。
今回開発中のSLSは、どんな実績を残すのか、そして安全に有人宇宙飛行が成功するように祈るばかりです!
③ Orion
図 Orion (出典:NASA)
Orionとは、宇宙飛行士が乗る宇宙船のことです。
このOrionと名付けられた宇宙船は、宇宙飛行士を月軌道に運び、着陸システムまたはGatewayに移動します。
また、宇宙飛行士は、この宇宙船を使用して安全に地球に帰還する予定です。大気圏に再突入するときに発生する高温に耐えるように設計されています。
4人の宇宙飛行士が滞在できるように設計されているようです。
④ Gateway
図 Gateway (出典:NASA)
Gateway(ゲートウェイ)は、月の衛星周回に配備される予定で、宇宙飛行士が月に降り立つ前のモジュール(場所)です。
Gatewayは、深宇宙での人類の活動と科学探査をサポートすることが役割の1つです。 この場所から、月への着陸、そして火星探査へ向かう拠点として利用することも計画されています。
有人月面探査が行われる前に、設計される予定です。(今後の動向によっては変更有。最新の情報では、2023年に開始がずれ込む見通し)
また、月周回軌道に配備されているため、月面のどの地点においても探査ができます。この点がアポロ計画との違いの一つとなっています。
⑤ Lunar Landers
図 Lunar Landers(出典:NASA)
これは、月の着陸船のことです。
NASAはアメリカの企業と提携して、宇宙飛行士を月面に着陸させる計画を立てています。
これらのシステムは、月軌道でOrionまたはGatewayとドッキングし、宇宙飛行士を月面に安全に連れて行き、そして月軌道に戻る役割を担っています。(最新の動向では、Gatewayを使用せず、このLunar Landersで直接月に着陸するという情報もあります)
初期のミッション段階では、宇宙飛行士はこの着陸船の与圧された部屋の中に最大1週間滞在することが予定さています。
⑥ Artemis Generation Spacesuit
図 Artemis Generation Spacesuit(出典:NASA)
これは、月面や火星を目指すにあたり開発された新しい宇宙服です。
宇宙の過酷な環境では、宇宙飛行士はこれまで以上に月面を探索するために新しい宇宙服を必要としています。
なので、宇宙飛行士は月面での作業や地球からの打ち上げ、そして地球に帰還する時にこの宇宙服を着用するのです。
まとめ
今回は、アルテミス計画において、どの様な方法で人類が月にいくのかについて解説しました。
NASAは2024年までに人類を月面に送ることを目指しています。
動画内でも説明があったのですが、このプログラムで最も重要なのは宇宙飛行士だ。とありました。
つまり、宇宙飛行士が安全にミッションを行えるように、そして無事に地球に帰還できることが最も重要なのだと解釈できます。
歴史的瞬間を目に焼き付けたいですね!
参考文献
Artemis - NASAHow We Are Going to the Moon - 4KWhile Apollo placed the first steps on the Moon, Artemis opens the door for humanity to sustainably work and live on ano...
コメント
[…] NASA「アルテミス計画」人類が再び月へ!その方法を解説今回は、「アルテ… […]
[…] NASA「アルテミス計画」人類が再び月へ!その方法を解説今回は、「アルテ… […]