こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、ハッブル宇宙望遠鏡について解説していきます!
遥か彼方にある宇宙を撮影してきた「ハッブル宇宙望遠鏡」。
それは、「タイムマシン」とも言い表せるのではないでしょうか?
この記事を読めば、ハッブル宇宙望遠鏡の概要について理解できます。
ハッブル宇宙望遠鏡とは?
図 出典:NASA
ハッブル宇宙望遠鏡とは、宇宙にある大きな望遠鏡のことです。
NASAとESAの共同プロジェクトによって開発されました。
長さ13.1m、 重さ11t、主鏡の直径2.4mと巨大な望遠鏡です。
ハッブル宇宙望遠鏡は、惑星、星、銀河などの写真を撮り、ミッション開始から、100万回以上の観測を行っています。
今までに、星の誕生と死の詳細な写真、数十億光年離れた銀河、木星の大気に衝突する彗星の破片を撮影してきました。
図 出典: NASA
なぜ、タイムマシンなの?
ハッブル宇宙望遠鏡は、宇宙から何億光年も離れた、遥か彼方の星を撮影しています。
その光や姿は、遥か昔の姿であり、過去の姿ということになります。
地球にいながら、遥か昔の星を観測できる。
異なった時間のものを観測できる。
この特徴から、「タイムマシン」なのだと考えています。
ハッブル宇宙望遠鏡はいつ打ち上げられたか?
ハッブル宇宙望遠鏡は、1990年4月24日にスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-31)に搭載されて打ち上げられました。そして、翌日、1990年4月25日に軌道に配備されました。
しかし、当初撮影された画像が、ピンぼけしており、地球上から撮影した天体と変わらず、失敗したのでは?と考えられました。
さらに、ハッブル宇宙望遠鏡の動力である太陽光パネルの故障も重なるというアクシデントも発生しました。
ですが、ピンぼけを修正するソフトウェアの開発に成功し、1993年に宇宙飛行士が船外活動によってハッブル宇宙望遠鏡を修理し、遥か彼方の宇宙を鮮明に撮影することに成功したのです。
ハッブル宇宙望遠鏡はどこにあるのか?
ハッブル宇宙望遠鏡は地球を約340マイル(547キロメートル)の高度で周回し、赤道に対して28.5度傾いて宇宙を撮影しています。
時速約17,000マイル(時速27,300キロメートル)の速度で移動しており、地球を1周するのに約95分かかります。
ハッブル宇宙望遠鏡と地球上にある望遠鏡の違いは何か?
ハッブル宇宙望遠鏡と地球の天体望遠鏡の違いは、撮影可能な距離が違うと言うことです。
地球の大気は、宇宙からの光を変化させ、遮断します。 つまり、宇宙からの光が歪むため、地上から見ると星がきらきらと見えるのです。
また、大気は一部または全てのの光の波長、特に紫外線を遮断します。
一方で、ハッブル宇宙望遠鏡は、地球の大気の上を周回しています。
これにより、地上の望遠鏡よりもより遠くの宇宙を詳しく見ることができるのです。
(図 出典:NASA)
「ハッブル」という名前は誰がつけたのか
ハッブル宇宙望遠鏡は、現代の天文学で最も重要な発見のいくつかを行った天文学者エドウィンパウエルハッブル(1889–1953)にちなんで名付けられました。
ハッブル宇宙望遠鏡の功績とは?
ハッブル宇宙望遠鏡によって銀河が地球から遠ければ遠いほど、銀河がより速く離れていることを発見しました。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像は、科学者達が宇宙の年齢と大きさを推定するのに活用されています。
そして、 科学者たちは宇宙が約140億年であると推察することが出来ました。
また、科学者達が惑星と銀河がどのように形成されるかを理解するのに役立ちました。
さらに、ハッブル宇宙望遠鏡は、ブラックホールを検出することにも成功しています。
1998年5月に、地球から約1,000万光年離れたところにあると言われているブラックホールの姿を撮影しました。「ケンタウルスA」と呼ばれている銀河の中心にこのブラックホールが存在すると言われています。
「ケンタウロスA」 (図 出典:NASA)
ハッブル宇宙望遠鏡のミッションは何か?
ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられたとき、その主な目的は
でした。
そして現在までに、星の誕生、星の死、新たな惑星の発見、美しい宇宙の写真を撮影してきました。
データはすべて公開されているのか?
ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された画像は、全て公開されています!
データが一般に公開される前に、天文学者が調査するので、その調査結果を公開するのに通常6か月かかります。
なので、一般の人々が画像を見られるのは撮影されてから6ヶ月後となっています!
この動画は、遥か彼方に存在する星の様子を見ることができます。
幻想的な宇宙…
熱中すること間違いなしです!
まとめ
ハッブル宇宙望遠鏡は、これまでに多くの功績を残してきました。
そして、私達に壮大な天体の様子を見せてくれています!
まとめると、
と、なります。
宇宙に興味はもてましたか?
参考資料
コメント
[…] […]