こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、ロケットを打ち上げる方角について解説していきます。
宇宙開発といえば、ロケット開発というイメージはありませんか?
宇宙空間に到達するために、垂直に打ちあがっていることを想像したり、しなかったり、考えたこともなかったり…
実は、ロケットの打ち上げる方角は、基本的に同じなのです。
この記事では、なぜロケットの打ち上げる方角が決まっているのか?そのメリットは何か?を解説していきます!
記事を読み終えると、ロケットの打ち上げる方角についての疑問が解消出来ます!
ロケットの打ち上げる方角
ロケットは、基本的に東側に打ち上げます。
理由は、地球の自転速度を利用し、ロケットが宇宙空間に到達しやすくするためです。
ロケットが地球の重量をから脱出するためには、秒速約7.9km (第一宇宙速度)以上のスピードを出さなければいけません。
地球の自転方向は、西から東に向けて回転しています。
その速度は、赤道に近いほど速く、北極や南極に近いほど遅くなっています。
最も速度が速い赤道上では秒速約464m、日本の打ち上げ場がある種子島宇宙センター(北緯約30度)では、秒速約400mです。
この自転の回転速度を活用し、第一宇宙速度に効率よく到達するために、東側に打ち上げるのです。
jaxa によると、真西に打ち上げる場合の人工衛星の質量は、真東に打ち上げる時のほぼ2分の1の物しか打ち上げられないそうです。
驚きですね。
それくらい、地球の自転速度がロケットの打ち上げ、打ち上げる人工衛星の質量に影響与えていることがわかりますね。
東側以外にロケットを打ち上げる場合
ロケットを南側に打ち上げることもあります。地球観測衛星の場合です。
地球観測衛星は、地球環境の変化を観測するための人工衛星です。
地球観測衛星の軌道は、地球の北極と南極上空を通る、ほぼ縦に回る軌道(極軌道)です。なので、南に向けてロケットを打ち上げ、軌道に投入するのです。
ロケットを西側に向けて打ち上げたことのある国もあります。
理由は、東側に他の国があるためです。
仮に、ロケットの打ち上げが失敗し、他国に墜落した場合に重大な問題に発展します。
なので、海に面している西側に向けて打ち上げるのです。
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まとめ
まとめると
ロケットは、宇宙に人工衛星などを運ぶ、いわばインフラのようなものです。
世界各国で打ち上げが行われているので、今回の記事を読んで違った視点から楽しめたら良いですね!
コメント
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