こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、金星について解説していきたいと思います。
地球の隣に位置する金星ですが、詳細をよく知らない方も多いのではないでしょうか?
今回の記事で、金星について徹底的に解説しております!
ぜひ最後までお読みください!
金星ってどんな惑星
①金星のある場所
金星は太陽から2番目に近い惑星で、地球の隣に位置しています。太陽からの平均距離は約1億820万kmです。
②大きさ
金星の大きさは、地球と同じくらいで、赤道半径は約6,050kmです。
③金星の公転周期と自転周期
金星の公転周期は、約224日です。
自転周期は、243日です。243日………⁈つまり1日の長さが243日ということです。(長すぎ…)
金星の1日が長い理由が自転をする方向が地球の自転と反対だからです。つまり、太陽が西から昇り、東に沈んでいくという現象が起きます。これが原因で、1日の長さが約243日と長いのです。
なぜ金星の自転方向が地球や太陽系に存在する惑星の自転方向と反対なのかは分かっていません。原因不明です。
④金星の大気
金星には大気があります。大気のほとんどが二酸化炭素で構成されています。
また、金星は大気中に厚い雲が存在しています。その雲は硫酸からできています。そして雲からは硫酸の雨が降ります。(金星の気温は高温すぎるので地面に届くことなく蒸発します。)
さらに金星には「スーパーローテーション」という強風が存在しています。この強風は秒速100mを計測することもあります。地球で発生する台風よりもはるかに強い風が吹きます。
(気象庁は地球上で発生する台風を最大瞬間風速が秒速17m以上と定めています。)
⑤金星の気温
金星の気温は、465℃です。これは暑すぎます!
太陽に最も近い惑星である水星よりも気温が高くなっています。
水星についてはこちらの記事をご覧ください。
金星が高温な理由は、温室効果ガスの二酸化炭素と硫酸でできた厚い雲により、熱を閉じ込めているからです。
(画像 出展: NASA/JPL) 金星の雲をとらえた画像
⑥金星の地形
金星の地形はどのようになっているのでしょうか?
金星の地表は地球の岩のように灰色をしています。
また、地球と同じように山や谷が存在しており、数万もの火山もああります。
金星で最も高い山は、Maxwell Montes(マクスウェルモンテス)で、その高さは20,000フィート(8.8㎞)です。これは地球のエベレストの高さ8.8㎞とほぼ同じです。
クレーターもいくつかありますが直径が0.9〜1.2マイル(1.5〜2キロ)以上のものはありません。なぜなら、小さな隕石は大気中で燃え尽きてしまい、地面に到達することはないからです。
(画像 出展:NASA) 金星に存在するクレーター
⑦金星に水は存在するのか
現在、金星に水は存在していません。しかし、科学者たちは昔の金星には水が存在していたのではないかと考えています。
⑧金星に生物は存在しているのか
金星に生物は存在しないと考えられています。理由は、高すぎる気温と硫酸に覆われた雲が原因だと考えられます。
⑨金星探査機
金星には約40機ほどの探査機が観測を行ってきました。最近では日本の「あかつき」が金星を観測しました。
⑩金星は肉眼で見える
金星は肉眼で見ることができます。一番星見つけた!ということがあるかもしれませんが、その時の星はだいたい金星です。
夕方ごろ、太陽が沈むころに西の空に輝く金星のことを宵の明星と呼びます。
朝方、太陽が昇るころに東の空に輝く金星を明けの明星と呼びます。
参考資料
Venus - NASA ScienceVenus is the second planet from the Sun, and the sixth largest planet. It’s the hottest planet in our solar system.Venus: Facts - NASA ScienceVenus is the second planet from the Sun, and Earth's closest planetary neighbor. It's the hottest planet in our solar sy...画像資料
Venus - NASA Science
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