火星に人類は住めるのか?住めない理由とは?

宇宙

こんにちは。宇宙の旅人Xです。

今回は、火星に人は住むことが出来るかについて解説します。

SF映画などでは、有人火星探査をテーマにしたものがあります。

また、イーロン・マスク氏が描く火星移住計画など現実世界でも構想が始まっています。

NASAでも有人火星探査を行うことが考えられています。

しかし、本当に人類は火星移住することができるのでしょうか?

解説していきます。

結論 火星に人類は住めない

火星 人

まず初めに結論からお話しすると、現時点では人類が火星のに住むことはできません。不可能です。

しかし、あくまでも「現時点で」です。

今後、火星探査機などによる詳しい調査や、研究者たちの努力にによって、革新的な技術が生まれ移住可能になるかもしれません。

現時点で、人類が火星に住むことができない理由について解説していきます。

人類が火星に住めない理由

寒すぎる

火星の気温は、人類が住むには寒いです。寒すぎます。

平均気温は、−62.7℃(−81℉)で非常に寒いことがわかります。

さらに、最高気温は30℃(86℉)、最低気温は−140℃(−284℉)と気温差がかなり激しいこともわかります。

ちなみに、地球の平均気温は14℃くらいです。

最高気温は58℃、最低気温は-88℃となっています。

地球と火星の気温を比較すると、やはり火星は寒すぎます。

有害な放射線が降り注いでいる

火星移住

人類の火星移住にあたり、基準より多くの放射線に晒されてしまうという問題があります。

地球上では、人は1年間で約2.4ミリシーベルトの放射線を浴びていると言われています。

また、国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士は、1日当たり0.5~1ミリシーベルトの放射線を浴びていると言われています。

地球は、大気や地磁気のおかげで、放射線など体に悪影響を及ぼすものを防いでくれています。

しかし、火星には太陽放射線や宇宙放射線を遮る大気が薄く、地磁気も弱いです。

すると、人類は多くの放射線にさらされることとなり、基準値を超え、癌の発症など人体に悪影響が発生してしまう確率が高くなります。

なので、人類が住むには危険が大きすぎるのです。

 酸素がない

火星の大気は、二酸化炭素96%、アルゴン2%、窒素2%、その他1%で構成されています。

見ての通り、人類が生存するために必要不可欠な酸素がありません。

そのため、NASAは人類を火星に送るために酸素を作るという実験をしようとしています。

実は、2020年7月30日に打ち上げられた火星ローバー「Perseverance」に二酸化炭素を酸素に変える装置を積んでいます!

この実験が成功すれば、火星移住も夢物語ではなくなるかもしれません。

 水がない

水

火星には水がありません。その原因の1つとして、大気が薄すぎることだと言われています。火星の大気は地球の100分の1しかありません。

なので、水が火星から消えてしまったと言われています。

しかし、水の氷やドライアイスなどがあるといわれています。

具体的には、南極付近にドライアイスの塊が存在していることが分かっています。

さらに、北極の地下では水の氷があると言われています。これは、NASA’s Mars Reconnaissance Orbiter (MRO) という探査機によって、水の氷が地下に存在していることが観測されました。

2020年7月30日に打ち上げられた火星ローバー「Perseverance」が、「Jezero Crater(ジェゼロ クレーター)」という火星の湖があったと考えられる場所を探査します。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

 

まとめ

まとめると、

現時点で、人類が火星に住むことはできない。
人類が火星移住するためには、水や放射線、気温の問題をクリアする必要がある。

次回は、有人火星探査のためにNASAがしていることについて解説したいと思います。

2021年2月18日に、NASAは新たに「パーサヴィアランスローバー」を火星に着陸させることに成功しました!

そのローバーから、美しく壮大で、少しの恐怖も感じる火星の写真が送られてきました!

詳しくはこちらの記事をご覧ください!

コメント

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