こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、木星について解説していきたいと思います。
木星は、太陽系の中で最も大きな惑星だと知っていますか?
木星の美しい模様は何でできているか知っていますか?
木星について知っておくべきこと9選を徹底解説しました!
①木星のある場所
木星は、太陽から5番目に離れている惑星です。その平均距離は、約7億7,830万kmです。
②太陽系で最大の惑星
木星は、太陽系で最も大きな惑星です。
木星の半径は、69,911 kmになります。なんと、木星の赤道に地球を11個も並べることができます。
さらに、体積は地球の約1,300倍もあります。
③木星の公転周期と自転周期
木星の公転周期は地球のそれと比べるととても長いです。なんと約12年かけて太陽の周りを1周します。
一方、自転周期は10時間と短いです。
④木星の内部構造
木星はガスと液体で構成されており、地表は存在していないと考えられています。
太陽と非常に似ており、約90%が水素で、残りがヘリウムです。
大気の深部では、圧力と温度が上昇し、水素ガスが液体に圧縮されます。
これにより、水の代わりに水素でできた海が出来上がります。
科学者たちは、おそらく惑星の中心の半分の深さで、圧力が非常に大きくなり、電子が水素原子から押し出されて、液体が金属のように導電性になるのではないかと考えています。
木星の核がしっかりと固まっているのか、それとも液体なのかはまだ分かっていません。
⑤木星の大気
木星の大気は、1,000㎞の厚さです。約90%が水素で、残りがヘリウムです。
木星の雲は、3層に分かれていると考えられています。
上層部の雲は、アンモニア氷でできていると考えられています。
中間層はおそらく硫化水素アンモニウムの結晶でできています。
そして最下層は水氷と蒸気でできているのではないかと考えられています。
この3つの異なる雲の層を合わせると、約44マイル(71 km)くらいの厚さになると考えられています。
⑥木星の衛星
木星は、4つの大きな衛星とその他の多くの小さな衛星が存在しています。
具体的には53個の確認済み衛星と26個の暫定衛星があります。
木星の4つの最大の衛星、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストは、1610年に天文学者ガリレオガリレイによって地球から観測されました。
IO(イオ) Image Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center Cover image courtesy of NASA/JPL/University of Arizona
⑦木星に生命は存在するか?
残念ながら、木星に生命は存在していません。
しかし、木星の衛星の中には、水が存在しているものもあり、もしかしたらそこに生命が存在しているかもしれません。
⑧木星のリングについて
木星には、環があるということが、惑星探査機「ボイジャー1号」によってわかりました。
Credit: NASA/JPL-Caltech/SETI
⑨美しい木星
縞模様
木星は、横方向に伸びる美しい縞模様が特徴です。
これは、木星の大気中に存在するアンモニアの氷でできた雲です。
場所によって色が違うのは、雲の大きさや厚さが違うことが影響しています。
Source: NASA/JPL/University of Arizona
大赤斑
木星には、大赤斑という巨大な渦が存在しています。その大きさはなんと「地球3個分」にもなります!
これは地球でいうところの台風に似た現象だと言われています。
この大赤斑は17世紀に発見され、300年以上もずっと消えることなく存在し続けています。
なぜ、そんなに長い間消えずに存在しているのかは謎のままです。
Source: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstadt/Justin Cowart
参考資料
Jupiter: Facts - NASA ScienceJupiter is the largest planet in our solar system. Jupiter’s iconic Great Red Spot is a giant storm bigger than Earth.画像資料
Jupiter - NASA Science
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