【簡単!】火星の謎!赤い大地に夕日が青??仕組みを解説

宇宙

こんにちは。宇宙の旅人Xです。

今回は、火星の謎について解説していきます。

今回解説する謎というのは、

なぜ火星は赤く見えるのか?
なぜ火星の夕日は青色に見えるのか?

です。

そもそも、火星が赤く見えることや、火星の夕日が青く見えることを初めて知った方もいらっしゃると思います。

この記事では、火星の基本的な情報とその謎について誰でもわかりやすく簡単に理解できるように解説していきます!

火星の基本的なデータ

火星

火星は太陽から4番目に遠い惑星です。(地球は3番目に遠い惑星)

太陽からの平均距離は、2億2,794万kmも離れています。ちなみに、地球と太陽の平均距離は1億4,960万km、地球と月は約38万km離れています。地球から火星まで最短でいくと約8か月ほどかかる長い旅だと言うことがわかっています。

火星の大きさをみてみましょう。

火星の直径は6,794.4kmです。これは、地球の約半分の直径です。

火星の自転と公転をみてみましょう。

火星の公転(太陽の周りを1周する事)は、687日です。これは、地球の公転時間の約2倍ですね。

一方で、火星の自転時間は、地球のそれと非常に似ています。火星は24時間37分かけて自転しています。

火星の重力をみてみましょう。

火星の重力は、地球の約0.6倍となっています。

火星の気温もみましょう。

火星は、寒暖差が激しく、生物が存在することは極めて困難な環境だといえます。

平均気温は、−62.7℃(−81℉)で非常に寒いことがわかります。さらに、最高気温は30℃(86℉)、最低気温は−140℃(−284℉)と気温差がかなり激しいこともわかります。

火星の大気をみてみましょう。

火星の大気は、二酸化炭素96%アルゴン2%窒素2%、その他1%で構成されています。

火星には、2つの衛星があります。

フォボスダイモスという衛星があります。2020年前半には、この衛星たちを観測する探査機が打ち上げられる予定があります。

以上が基本的な火星のデータになります。

より詳しい説明は下の記事をご覧ください↓火星の水の存在や気温が低い理由を詳しく解説しています。

 

火星はなぜ赤く見えるのか?

火星はなぜ赤く見えるかについて解説していきます。

火星は別名「Red planet 」赤い惑星と呼ばれていることを知っていますか?

なぜ赤く見えるのでしょうか?

なぜなら、火星は酸化鉄を多く含んでいる岩石に覆われているからです。酸化鉄は赤サビとも言われています。

赤サビは地球上で発生する現象と同じです。

例えば、外に自転車を放置いた時に、持ち手やフレームがサビてしまうことがあげられます。

このような酸化鉄(赤サビ)が、火星でも発生しているのです。

火星の地表

火星の夕日は青く見えるの?

火星の夕日は青色に見えることを知っていましたか?

2005年はに、NASAの Spirit Mars rover によって青色の夕日が撮影されました。

Tiny sun rises on the horizon of a Martian plain. A robotic arm is visible in the foreground.

(画像 出典:NASA)

 

なぜ夕日が青く見えるのでしょうか?

それは、火星の大気中に舞っているチリが関係しているといわれています。

太陽の光は、直接火星の大地に降り注いでいるわけではありません。地球の100分の1しかない大気を通って地表に届いています。

さらに詳しくいうと、火星の大気中に舞っている酸化鉄のチリとぶつかって地表に光が届きます。

光には、虹のように青みがかった色から赤みがかった色までがあります。

赤みがかった光の色の性質として、大気中にあるチリに衝突した時に、地表に届くことなく様々な方向に散らばるという性質があります。

火星には、酸化鉄のチリが大気に存在しており、それに赤みがかった光がぶつかることにより赤みがかった色の光が地表に届きにくくなります。

すると青い光が多く地表に届き、青い夕焼けが完成するという仕組みです。

太陽の光が酸化鉄のチリとぶつかり、赤色の光が地表に届かず、青色の光が地表に届くので、青い夕焼けが発生する

これが、火星の夕焼けが青い理由だと考えられています。

火星 夕日が青い 仕組み

↑赤みがかった光は、大気中にあるチリに衝突した時に、地表に届くことなく様々な方向に散らばる。

火星には、酸化鉄のチリが大気に存在しており、それに赤みがかった光がぶつかることにより、青い光が地表に届き、青い夕焼けが完成するといわれている。

 

 

火星の夕焼け 仕組み

↑青みがかった色の光は、大気中で様々な方向に散らばる。

すると、地表まで青みがかった波長の光が届くことなく赤色の空になるといわれている。

 

An artist's drawing of one of NASA's Mars rover on the surface of Mars

(画像 出典:NASA)

火星探査機「キュリオシティ」で撮影された火星の写真。火星の空は赤いことが分かる。

さらに、2021年2月18日に着陸に成功したNASAの「パーサヴィアランスローバー」から、火星の美しく壮大で、少しの恐怖を感じる写真が送られてきました!

こちらの記事から見ることができます!

 

まとめ

まとめると

火星が赤く見えるのは、酸化鉄を含んだ岩石や土に覆われているから。
火星の夕焼けが青色なのは、大気中の存在する酸化鉄のチリの影響があるから。

火星について簡単に説明された動画がNASAの公式youtubeからリリースされています。

https://www.youtube.com/watch?v=dAZKu_ojb14&t=0s

宇宙について、少しでも興味を持っていただければ幸いです!

 

参考文献

What Do Sunrises and Sunsets Look Like on Mars? - NASA Science
Several NASA robotic landers have captured views of the Sun rising and setting on distant Mars.
All About Mars | NASA Space Place – NASA Science for Kids
The red planet

コメント

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