【謎】月はサビている!その仕組みを徹底解説!

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こんにちは。宇宙の旅人Xです。

今回は、月はサビている!という驚くべき事実について解説していきたいと思います。

サビというのは、金属性の物質が酸素や水などと酸化還元反応を起こすことによって発生します。

しかし、月には空気も水もありません。なぜサビが見つかったのでしょうか?

この記事を読むことで、疑問が解消されます!

月ってどんな天体

月ってどんな天体か詳しく知っていますか?

詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。

月がサビている理由とは?

①酸素の存在

月にはわずかながらですが酸素が存在しています。

その酸素は、地球から月に届いたものです。

「地球から届いたもの??」

と疑問に思われた方もいると思います。

地球には磁場があります。その磁場は地球の広い範囲にまで広がっています。

2007年には、日本の探査機「かぐや」によって、地球の大気から酸素が月までの約385,00 kmを移動するということが発見されています。

この結果から、地球から月に運ばれた酸素がサビを発生させていると考えられています。

サビを発生させる要素の1つ目「酸素」が見つかりました。

 

②地球の磁場

地球の磁場が月に太降り注ぐ太陽風からの水素を防いでいるのではないかと考えられています。

①で、地球の磁場に乗って酸素が月まで運ばれていると説明しました。この磁場は、地球に住む生物を守っているように月も太陽風から守っているのではないかと考えられています。

NASAによると、満月のときでは、太陽風の99%を地球の磁場が月を守っているのではないかと考えています。

サビが発生することを邪魔する太陽風に含まれる「水素」。それを地球の磁場が守っていたのです。

これが2つ目の要素です。

地球の磁場 月の関係

③水の存在

水

サビが発生するためには「水」が必要です。

月にはわずかながら水が存在していると考えられています。より正確に言うと「水分子」。

月の水は、表面ではなくクレーターや地下に氷として存在しているのではないかと考えられています。

月の水についてはこちらの記事をご覧ください。

そして、月に隕石などが衝突することによって地下に存在していた水分子が地表に巻き上がります。

そして、酸素と鉄成分を含んだ砂と化学反応することによって「サビ」が発生するのではないかと考えられています。

月でサビが見つかることは何がすごいの?

月でサビが見つかることって何がすごいのって思われた方もいると思います。

解説していきます!

「豆知識」
今回、月で発見されたサビを詳しく言うと、ヘマタイト(赤鉄鉱)です。

このサビが発生するためには、酸素が必要です。

そもそもサビというのは、金属性の物質が酸素や水などと酸化還元反応を起こすことによって発生するものです。

しかし、月には空気も液体の水も地表には存在していません。

さらに、月は太陽風を直接受けています。

太陽風というのは、太陽から放出される非常に高温の粒子です。

この太陽風の粒子には「水素」が含まれています。

この水素は、「サビ」(具体的に言うとヘマタイト(赤鉄鉱))を発生するのを妨げる性質があります。

そのような環境の中で「サビ」という物質が発見されたことがすごいのです。

まとめ

月にサビが発生する理由は、

地球から磁場にのって運ばれた酸素の存在
月を太陽風から守る地球の磁場
水の存在

が考えられます。

ちなみに、サビというのは火星でも見られる現象です。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

参考資料

The Moon Is Rusting, and Researchers Want to Know Why
While our Moon is airless, research indicates the presence of hematite, a form of rust that normally requires oxygen and...

コメント

  1. […] […]

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