海王星について知っておくべきこと9選

海王星 イラスト 宇宙

こんにちは。宇宙の旅人Xです。

今回は、海王星について解説していきます。

海王星。

一度は名前を聞いたことがあるような、ないような…?

具体的にどんな惑星なのかを調べたことはないのでしょうか?

この記事では、どんな方にも理解できるように解説していきます。

それではお楽しみください!

①場所

海王星は、太陽系の中で8番目に位置し、それは最も外側にある惑星です。

その平均距離は、約45憶㎞。これは、太陽と地球の平均距離の約30倍くらいです。

This picture of Neptune was produced from the last whole planet images taken through the green and orange filters on the Voyager 2 narrow angle camera.

Source: NASA/JPL

コバルトブルーに輝く「巨大な氷の惑星」海王星

②公転周期と自転周期

海王星の公転周期は、165年です。

つまり、海王星が太陽の周りを1周するのに約165年もかかるということです。

海王星の自転周期は、16時間と地球よりも短いです。

つまり、海王星の1日の長さは約16時間です。

これは、海王星よりも内側にある惑星「天王星」の約17時間よりも1時間短くなっています。

海王星の公転周期

海王星の隣にある惑星「天王星」についてはこちらの記事をご覧ください。

③大きさ

海王星の半径は、約24,622㎞です。

これは、地球の半径の約4倍程度大きくなっています。

海王星の核の大きさと地球の大きさを比べると1,5倍くらいの違いになります。

④気温

海王星の表面温度は、マイナス220℃くらいだと言われています。

表面温度が低い理由は、太陽からかなり離れているからだと考えられています。

一方で、海王星の雲の下は、高温の海が存在しているのではないかと考えられています。

強風も吹いており、最大瞬間風速は地球の台風の5倍くらいにもなります。

極寒で強風の吹き荒れる危険な惑星とも言えるでしょう。

⑤大気

海王星の大気は、大部分が水素分子で構成されており、そのほかにヘリウムとメタンが存在しています。

天王星は、メタンが存在していることで青色に見えます。

海王星も同じくメタンが存在していますが、天王星の青色よりもより鮮やかに見えます。その色は、コバルトブルーともいわれています。

海王星や天王星が青色に見える理由は、メタンが存在しているからです。

メタンは、赤色の光を吸収します。残った青色が反射することで青色に見えるのです。

しかし、なぜ、海王星のほうが天王星よりも濃い青色に見えるのかは分かっていません。

この現象は、火星の夕日が青く見える原理と似ています。

⑥内部構造

海王星は、「巨大な氷の惑星」と呼ばれています。

これは、隣の惑星である天王星もそう呼ばれています。

「巨大な氷の惑星」という名前の通り、約80%が氷でできています。

核は、氷と岩石でできています。その外側のマントルは、メタンやアンモニア、水などでできた氷が存在しています。

そして、いちばん外側にある水素でできたガス層があります。

海王星の内部構造

⑦海王星のリング

海王星は、5つのリングと、4つの弧(リングではなく途中で切れている)が存在しています。

⑧衛星

海王星は、14個の衛星があると考えられています。

それぞれの衛星の名前はギリシャ神話に登場する神様が由来となっています。

例を挙げると、「トリトン」という衛星があります。

「トリトン」は、太陽系の大きな衛星で唯一、母惑星の自転方向とは逆に回転しています。

⑨生命の存在

現在までに、海王星で生命の存在は確認されていません。

気圧や気温など生命が存在するには厳しすぎる環境だからです。

 

参考資料

Neptune: Facts - NASA Science
Dark, cold and whipped by supersonic winds, ice giant Neptune is the eighth and most distant planet in our solar system....

画像出展

Neptune - NASA Science

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