こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、水星探査機一覧と水星に探査機を送るのが難しい理由について解説していきます。
地球より内側にある惑星として謎が多くありますが、探査機を2機しか送ることができていません。
なぜでしょうか??
この記事で解説しています!
水星ってどんな惑星
水星は、太陽系で最も小さな惑星で、最も太陽に近い惑星です。
大きさは、月よりもわずかに大きいくらいです。
水星の1年は88日です。つまり、太陽の周りを88日で1周するのです。(公転周期88日)一方で、自転スピードはとても遅く、地球上の59日間が水星の1日です。
水星という名前ですが、水は存在していません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
水星探査機一覧
現在までに、水星の探査を行った探査機は2機です。
NASAのマリナー10号と同じくNASAのメッセンジャーです。
マリナー10号は1994年と95年に初めて水星を訪れました。
このミッションでは水星のクレーターを撮影することに成功しました。
メッセンジャーは、2004年に打ち上げられ、2007年に水星の観測に成功しました。
そして、水星の北極付近に存在する氷の観測に成功しました。太陽に近く気温も高い水星に氷が存在するの?と思われた方もいると思います。
氷が存在する理由は、水星の自転軸とクレーターが関係しています。
水星の自転軸は傾いており、なおかつ深いクレーターにより太陽の光を受けることなく低温状態が保たれているからです。(水星の最低気温は、-180℃にもなります。)
なので、太陽に近くても氷が存在しているのです。
水星の氷はどこから来たのか
水星の北極付近の氷は、遥か彼方から飛んできた彗星や隕石が持ってきたのではないかと考えられています。
水星に探査機を送るのが難しい理由
水星に探査機を送るのが難しい理由の1つは、太陽が近すぎて、探査機が高温にさらされることが挙げられます。
最も気温が高くなった時に水星の地表は430℃くらいになります。一方で、宇宙の気温は低いです。
その温度変化に耐えられる探査機を作るのは至難の業で開発に時間がかかるということが挙げられます。
また、水星に着陸して探査が行われていない理由としては、大気がほとんど存在していないため、パラシュートなどを使用した減速方式を行えないため、逆噴射などを行う着陸方式になります。
すると、燃料が多く必要となり、難易度が高くなってしまいます。
なので、ローバーなどが水星に着陸したことはありません。
まとめ
参考資料
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