こんにちは。宇宙の旅人Xです。
今回は、土星について知っておくべきことについて解説します!
土星といえば、巨大なリングを持っていることを知っているかもしれません。
しかし、それ以外にもユニークな特徴がたくさんあります!
ぜひ楽しんで読んでください!
①土星はいつ誕生したのか?
土星は、約45億年前に太陽系の形成時に残されたガスが集まり形成されたといわれています。
なので、太陽の成分と同じ水素とヘリウムで構成されているのだと考えられています。
そして、約40億年前に現在の太陽から6番目に遠い位置に来たのだといわれています。
②土星のある場所
土星は、太陽系の中で6番目に位置しており、木星の次に大きい惑星です。
太陽からの平均距離は、約14億3,000万kmです。太陽の光が土星に届くまで約80分かかるといわれています。
ちなみに、地球と太陽の平均距離は約1億5,000万kmなので、その距離がいかに遠いかわかると思います。
③土星の大きさ
土星の半径は、58,232㎞です。
地球の半径は6,378kmなので、約9.1倍の大きさの違いがあります。
面白いことに、土星は水に浮かぶくらい軽いと言われています。
理由は、水素を主な成分としており、スカスカの中身をしているからだといわれています。(平均密度が低いということです。)
④土星の公転周期と自転周期
土星の公転周期は、約29年です。つまり、太陽の周りを約29年かけて1周するということです。
ちなみに、地球は太陽の周りを約365日かけて1周するので、土星の公転周期の長さに驚きますね!
一方で、土星の自転周期は地球よりも短くなっています。
土星の自転周期は、約10.7時間と地球の自転周期の半分以下の長さとなっています。
地軸は26.73度傾いています。地球は約23度傾いているので、大体同じくらいです。
⑤土星の内部構造
土星の構造は、木星と似ており、主に水素とヘリウムで構成されています。
中心には核があり、岩石や鉄などの合金でできていると考えられています。
その上に、液体水素、液体金属水素の層があり、雲はアンモニアの氷の粒でできているといわれています。
地面は存在しておらず、人が降り立つことやローバーなどの人工物が探査することもできません。
⑥土星の特徴的なリング
土星には、地球にある望遠鏡からでも見ることができます。
土星のリングは、岩石や氷の集まりからできています。その大きさは、家くらいの大きさであったり、数㎜位の小さいものなど様々な大きさ・形をしているといわれています。
そして、それらは違うスピードで土星の周りをまわっています。
Source: NASA, ESA, A. Simon (GSFC), M.H. Wong (University of California, Berkeley) and the OPAL Team
⑦土星の大気
土星は、黄色や茶色などの雲があり縞模様のように見えます。
上層部の大気では、秒速500メートルの風が吹いています。
土星の北極付近では、六角形をした不思議な渦があります。
その大きさはなんと30,000 kmもあります。
その正体は「ジェット気流」で、その速さはなんと時速約322 kmもあります!
Source: NASA/JPL-Caltech/SSI
⑧土星の衛星
土星の衛星は60以上のものがあるとされています。例えば、水があるとされている「タイタン」や薄い大気を持っているとされる「レア」などが存在しています。
地球の衛星は「月」しかないので、土星の衛星の多さには驚きますね!
土星の衛星「タイタン」と「ディオネ」
Source: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
土星には、太陽系の衛星で唯一、液体の水が存在している「タイタン」があります。
土星の衛星「タイタン」についてはこちらの記事をご覧ください。
⑨土星の生命の存在
残念ながら、土星には生命の存在は確認されていません。
しかし、土星の衛星「タイタン」では生命が存在しているかもしれないと考えられています。
土星という惑星の周りで「ハビタブルゾーン」が形成されているのは非常に面白いですよね!
ちなみに、ハビタブルゾーンとは、生命が生息可能だと考えられている宇宙の領域のことです。
参考資料
Saturn: Facts - NASA ScienceIntroduction Like fellow gas giant Jupiter, Saturn is a massive ball made mostly of hydrogen and helium. Saturn is not t...画像引用先
Saturn - NASA Science
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